- 2009-10-31 Sat 18:24:53
- 南花台
現場では断熱材の充填が行われています。

断熱材。
住宅では近年省エネ志向に伴い非常に重要視され、
その種類はグラスウールを筆頭に、発泡系、ボード系、自然材料系など、
さまざまなものが利用されています。
最も一般的なグラスウールの断熱では、内部結露の懸念から、
室内側に気密フィルムを施工することが望ましいのですが、
その施工の不確実性が懸案事項でした。
ということで、今回は気密フィルムなしでの断熱化として、
自然素材である「ウール(羊毛)」を採用しました。
このウールはリサイクル品です。環境にもいい・・・・のかも。
ウールは湿気の吸放出性能に優れており、
気密フィルムなしとしても特に関西では内部結露のリスクはかなり軽減でき、
また、夏場の逆転結露についても、間違いなく優位。
断熱材はそれぞれに特徴があり、
地域や工法、内外壁面材に合わせた適正な選択が必要です。
家を長持ちさせるためには、目に見えない部分こそが大切。
デザインもその上で成り立つ。
実際現場でウール断熱をみると、
いわば、ゴツいフッカフカのセーターで建物をくるんでしまった感じ。
・・・あったかそうですなあ。